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秋田市の秋田キャッスルホテルで2日から行われた第67期名人戦七番勝負(毎日新聞社、朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛)の第5局は3日午後7時25分、137手で挑戦者の郷田真隆九段(38)が羽生善治名人(38)を破り、対戦成績を3勝2敗とした。残り時間は郷田28分、羽生17分。第6局は15、16の両日、京都市下京区の東本願寺渉成園で行われる。

 郷田が2枚の馬を存分に生かして快勝。初の名人位まで、あと1勝に迫った。

 横歩取りから大激戦に突入した1日目の段階で、控室では早くも「郷田優勢」の声が上がった。だが、羽生は驚異的な粘りを見せ、一時は千日手の可能性も取りざたされた。

 しかし、郷田は千日手を避けて羽生の動きを封じる。最後は羽生を攻防ともに全く見込みのない状態に追い込み、今期初めて先手番で勝利を収めた。

 解説の豊川孝弘七段は「郷田九段の2六歩(47手目)から6五馬など、馬の働かせ方が印象に残ります」と語った。【山村英樹】

6月3日20時52分配信 毎日新聞

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