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人気作家、江國香織さんの同名小説の映画化で、3年間セックスレスのテディベア作家の妻・瑠璃子(中谷)とIT会社勤務の夫・聡(大森)が、それぞれ禁断の恋に落ちながらも、夫婦のきずなを深めていく姿を描く恋愛ストーリー。

 江國作品の映画化では、これまでも竹野内豊ケリー・チャンのW主演映画『冷静と情熱のあいだ』、岡田准一と黒木瞳のW主演映画『東京タワー』と旬の美男美女コンビが、観客を魅了してきた。初共演となる中谷と大森が、江國作品特有の繊細(せんさい)で切ない恋愛心理の体現に挑む。

 中谷はここ数年、日韓合作映画『力道山』で韓国の実力派ソル・ギョングと共演し、映画『嫌われ松子の一生』で国内外の映画賞を多数受賞、フランスほか合作映画『シルク』では海外キャストにひけをとらない存在感を発揮するなど、演技力をメキメキと上達させてきた。今回、夫を大切に思いながらも年下の青年に惹(ひ)かれ、恋愛の深みにはまっていく心の動きを表現し、青年とのラブシーンにも挑戦するという危うい役どころに「二人の魅力的な男性の間で揺れ動く女心の機微を、美しき日本映画の極みにまで昇華させられたらうれしいです」と新境地を開拓する覚悟だ。

 一方の大森も、個性派役者として演技力は折り紙つきで、「非常に繊細(せんさい)な脚本だと思いました。丁寧に大人の恋を演じていきたいです」と気持ちがノッている様子。

 メガホンを取るのは、映画『ストロベリーショートケイクス』など、繊細(せんさい)な心理描写に定評のある矢崎仁司監督。江國作品の大ファンでもあり「中谷さんは、初めて会ったときに瑠璃子だと直感しました。中谷さんが醸し出す品のようなものが瑠璃子に会えたと思わせたのだと思います。大森さんには、静けさや他人と一線を画す距離感みたいなものが、聡の孤独と重なると感じました。映画史に残る作品を撮りたい」と意気込みを見せた。

 5月24日にクランクインし、6月末までの予定で伊豆と東京都内で撮影中。実力派二人が見せる“艶技”が、注目を集めそうだ。

映画『スイートリトルライズ』は2010年、全国公開予定

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